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現状と課題

​★フードロスの実態

​フードロスの実態や関連する諸問題、背景について一緒に学びましょう!

まだ食べられるにも関わらず廃棄される食品はフードロス(食品ロス)と呼ばれます。

日本でも、日々多くのフードロスが発生しています。2017年度には、およそ約612万トンのフードロスが発生しており、日本人一人当たりでは、概ね茶碗一杯分程度を毎日捨てていることになります。

フードロスは大きく分けると、コンビニ・スーパー・飲食店などから廃棄されるものが328万トン、家庭から廃棄されるものが284万トンを占めており、全体の半分近くが家庭から出ていることが分かります。家庭から出るフードロスの内訳は、食べ残しが119万トン、野菜の皮をむき過ぎたなどの過剰除去は65万トン、手つかずのまま廃棄に至る直接廃棄が100万トンを占めています。

フードロスが抱える問題は、廃棄される食品が「もったいない」というだけではありません。生ごみなど水分を含む食品を可燃ごみとして焼却処分すると、温室効果ガスである二酸化炭素を排出するという環境問題の他、埋め立て地の圧迫にもつながります。

また、日本は全国の食品のうち37%(平成30年度カロリーベース)を輸入していますが、その一方で多くのフードロスを出しており、発展途上国を中心に世界で8億人以上が抱える食糧不足の間接的な原因にもなっているようです。

 

参考文献

“食品ロスの現状を知る:農林水産省”. 農林水産省.  https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2010/spe1_01.html. (参照2021-9-4)

“食品ロス削減にご協力を”. 堺市. 

http://www.city.sakai.lg.jp/smph/kurashi/gomi/gomi_recy/recycle/syokuhinrosu/index.html. (参照2021-9-4)

★経済的な困窮

文部科学省の調査によると、緊急事態宣言発令中の1~2月に大学生の半数がアルバイト収入が減少していたことが明らかになりました。

令和3(2021)年1月~2月の緊急事態宣言発令中にアルバイト収入がなくなったのは4.1%であり、令和2(2020)年10月~12月(宣言未発令時)よりアルバイト収入が大きく下がった(50%未満になった)のは16.5%やや下がった(50%~90%程度になった)のは29.1%ということです。

収入が減少した最多の理由はアルバイト先の時短営業(71.7%)でシフトが入りにくくなったことにあるそうです。

経済面に悩みを抱える方も多く、全体の40.7%を占めています。内訳には「授業料等の学納金を支払うことが困難」(12.4%)、「生活費(食費や家賃を含む)の支払いが困難」(21.7%)、「満足のいく学生生活を送るためのお小遣い等が不足している」(37.7%)などが挙げられ、生活を送る上で深刻な悩みをもつのは34.1%だと考えられます。

参考文献

​”新型コロナウイルス感染症に係る影響を受けた学生等の学生生活に関する調査等の結果について”.文部科学省. https://www.mext.go.jp/content/20210526-mxt_kouhou01-000004520_1.pdf (参照2021‐9‐27)

★心理的な困窮

​本学でもオンライン授業が多かった中、大学に来て友人と過ごすことや部活動やサークルで交友関係を築くことも難しく、人とのつながりが希薄になっていました。外出自粛によって様々な制限がなされる生活で悩みやストレスを抱えることが多くなっています。

体と心がまんぷくになることを願って♫

​毎月のフードドライブを企画中・・・

主として大阪公立大生に向けて食の支援を行うため、フードドライブ活動として家庭や企業・フードバンク団体から食品の回収・府大の学生への無償配布を行います。また大阪公立大生などに対して、フードロスの実態やフードドライブ活動とは何か、どのように参加・協力できるのか等を周知のために広報や啓発も行っていきます。

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まだ食べられるにも関わらず捨てられてしまう食品のことを「フードロス」と呼び、現代社会において深刻な問題となっています。またコロナ禍での学生生活においてはオンライン授業や外出自粛によって人とのつながりが絶たれること、アルバイト収入の減少で日々の食事に困ることなど心理・経済面で生きづらさを感じている学生がいるのです。

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